格闘技ファンの皆様、お待たせいたしました!あのベラトール(Bellator)とライジン(Rizin)の両軍が激しくぶつかり合う待望の世界級マッチ「Bellator vs Rizin 対抗戦」が今年もやってきます。試合は大晦日になりますが、気になる対戦カードもいくつか発表されており、すでに国内でもザワザワとし始めています。Bellator VS Rizin FF オッズも気になりますね!
そもそもベラトールは米国で2008年に創立された総合格闘技団体で、全米ではメジャーリーグやNBAと肩を並べるほど注目されているスポーツです。
また、ライジンはMMAやキックボクシングといったイベントを開催する競技会のことで、観る人に心からの感動と勇気を与えるスポーツとして爆発的な人気を誇ります。
さて、ベラトール vs ライジンの対抗戦は、多くのファンや各界の大きなサポートによって実現した世界レベルの格闘技マッチです。まずは、対戦カードや選手の直近のニュースについてご紹介したいと思います。ぜひ、ワクワクしながら正規の瞬間を待ちましょう。
【2022年】ベラトール対ライジン対抗戦の対戦カード
まずは、2022年12月31日大晦日に行われる「Bellator vs Rizin FF 対抗戦」の対戦カードをご紹介します。
- ホベルト・サトシ・ソウザ 対 AJ・マッキー
- クレベル・コイケ 対 パトリシオ・ピットブル
- キム・スーチョル 対 フアン・アーチュレッタ
- 扇久保博正 対 堀口恭司
- 武田光司 対 ガジ・ラバダノフ
どの組み合わせも勝者の予測がつかないほど、高レベルなバトルが想像できますね。
注目選手の戦績と注目度
それでは、2022年ベラトール対ライジン対抗戦に出場する注目選手の戦績と注目度を見てみましょう。
ホベルトはライジン・ライト級王者!ブラジリアン柔術の神
ホベルト・サトシ・ソウザ選手はブラジル・サンパウロ出身の32歳。忍耐力は他と一線を画すレベルで、打撃力やロングレンジのフック、そして綺麗に伸びるストレートが武器となっています。実際、ホベルト選手はあの朝倉未来選手よりも強いと豪語されており、プロとしての戦績は15戦14勝1敗です。
ホベルト選手は「ボンサイ柔術」を設立したブラジリアン柔術の達人アジウソン・ソウザ氏の3男です。MMAデビューは2013年ですが、今年のライト級タイトルマッチでムサエフ選手を何と1分という速さで三角締めに仕留めました。とにかく強いのでBellator VS Rizin 対抗戦 オッズではトップで優勝候補に上がりそうな勢いです。
AJ・マッキーは元ベラトール世界フェザー級チャンピオンの肩書あり
今回の対戦カードでホベルト選手とあたるのが米国ロサンゼルス出身のAJ・マッキー選手。彼は元ベラトール世界フェザー級チャンピオンで、その他、ライト級ランキング8位の実績を持つ人物です。178cm, 71kgという引き締まったボディから流れるリーチは187㎝と言われており、ストレートを中心とする打撃力は爆発的です。
AJはコーチである父親の元、2015年にベラトールでデビュー。2022年4月の世界フェザー級タイトルマッチでパトリシオ・ピットブル選手と対戦し、わずかな差で5R判定負けとなています。今回の対戦カードで最も見逃せない組み合わせの一人です。
クレベル・コイケは身長を超えるリーチで相手をノックアウト
お次はクレベル・コイケ選手。ブラジル・サンパウロ出身の32歳で、自身の身長178㎝を超えるリーチを持ち、持ち前のブラジリアン柔術を駆使した戦術が光ります。14歳の時に来日してから、ボンサイ柔術で複数の入賞経験があり、全日本柔術選手権とヨーロッパ選手権で優勝しています。2017年のKSWではフェザー級タイトルマッチの王者となりました。
クレベル・コイケ選手の戦績は33戦27勝5敗1負けで、こちらも驚異的な強さを見せつけていますが、何より「一本勝ち」で寝技に持ち込み、一気に抑え込むタフな筋肉と精神力は半端ありません。パトリシオ・ピットブルとの対決も混戦しそうです。
パトリシオ・ピットブルも2011年にフェザー級で初金星
パトリシオ選手は166㎝という小柄なボディながら、強靭な強さを持つブラジリアン柔術ベースの格闘家です。10代の頃から名門シュートボクセ・アカデミーでマウリシオ・ショーグンといった剛腕選手と共にトレーニングを積み、2011年にベラトールのフェザー級トーナメントで初金星を挙げています。また、2019年には世界ライト級王座を獲得し、二階級制はを果たしています。
彼の強さは左フックとスタンドパンチ。今回の対戦カードであるクレベル・コイケ選手とは慎重さがありますが、スタミナと剛腕パンチがどれだけ決まるかで勝敗の色が見えてきそうです。Bellator VS Rizin 対抗戦 オッズもどちらに傾くか、今のところ検討が付きません。
ニュース:気になる対戦カード
それでは、対戦カードで特に気になる組み合わせを分析してみます。
互角の戦い!キム・スーチョル 対 フアン・アーチュレッタ
キム選手は華奢な面持ちとは裏腹に、超ド級の忍耐力と優れたパンチを持ち合わせる世界レベルの格闘家です。彼はあのOne Championship(ワンチャンピオンシップ)で初代バンタム級チャンピオンを獲得した実力派!強さを実感したキム選手は、その後ROAD FCを獲得場のメインどころとして選び、ここでもバンタム級、フェザー級王者のダブルタイトルを制覇しています。
一方、フアン選手もキム選手と互角の強さを誇り、文句なしの元ベラトールバンタム級チャンピオンです。日本が誇る堀口恭司選手を倒したパトリック・ミックス選手を打ちのめし、強靭な強さを見せつけました。オッズの行方が気になります。
日本人同士がぶつかる!扇久保博正 対 堀口恭司
本物のMMAが観たいですか?もしそうなら、日本人同士がぶつかる「扇久保博正 対 堀口恭司」の対戦カードをお見逃しなく!
まず、扇久保選手は堀口選手と再々挑戦のマッチとなりますが、その意気込みは凄まじいもので、勝利の予感を漂わせる強気の発言をしています。扇久保選手は日本ベースの格闘家ですが、米国での厳しい修行経験がある本格派だり、世界レベルの技術と闘魂を兼ね備える強烈な選手です。「おぎちゃん」の愛称で親しまれていますが、163㎝という小柄な体から飛び出す極真空手ベースの力技が光ります。元修斗世界フライ/バンタム級両王者だけあり、その強さはお墨付きです。リングに上がる前に十字礼を行うのはファンの間では周知になりましたね。
そんな「おぎちゃん」が挑む相手があの堀口恭司選手。堀口選手は群馬県高崎市出身で、史上最強の空手キッドとしてあまりにも有名です。ライジンのバンタム級王者であり、ベラトールの世界バンタム級王者でもあるため、世界制覇をした人物でもあります。バックボーンである伝統派空手をベースに、底堅いスタンスで相手を倒していくのが彼流。米国ではUFCのトップランキングにも名を連ねるだけあり、この対戦カードでは空手の技術がぶつかる見ごたえある試合になりそうです。
日本対ロシア!武田光司 対 ガジ・ラバダノフは予想不可能
最後は日本の星・武田光司対ロシアの剣・ガジ・ラバダノフの対戦カードです。こちらもファイティングスタンスや戦歴から見ても、勝者の予想はかなり難しいでしょう。
武田選手は6歳でレスリング習いはじめ、小学校と中学校で全国一位になるという驚異的な強さを持ちます。高校ではフリースタイル84kg級で3冠を獲得した後、大学で路線変更をし総合格闘技の道に進みました。Deepでは北岡、Rizinでは川名の両王者を倒し、国内を歓喜の渦に巻き込みました。第9代DEEPライト級王者に輝く実力派ですが、何よりレスリングベースの底力とスタミナが強さの根底にあります。
一方、ガジ選手はロシア出身で、あのハビブ・ヌルマゴメドフの刺客として登場する注目の選手。元EagleFCライト級チャンピオンで、2014年には2試合連続でTKO勝利を収め、Fight Night GlobalやPFLの場でも連勝を記録しています。フィジカルとメンタルの強さは他を寄せ付けないと言われており、スタイルの異なる武田選手との一戦にも注目されています。
まとめ
ベラトール対ライジンの対抗戦は2022年12月31日に開催されます。どの対戦カードも予想が難しいですが、世界中が注目する格闘技最大のイベントあることは間違いありません。Bellator VS Rizin 対抗戦 オッズは試合前の10日前後に発表されますので要チェックです。勇気と希望を与えてくれる試合に大いに期待しましょう。